体のコラム

食べても太らない体づくり

食べても太らない体づくり「食べて太りたくてもなかなか太れない」という方もいらっしゃいますが、多くの方は「食べると太ってしまう…」と嘆かれているのではないでしょうか。私も食べることが大好きですが、たくさん食べると、原理原則に従って太ります(笑)。

フードファイターのような体になれたらいいな~、と思うこともありますが、フードファイターや“痩せの大食い“といわれる方の大半は、消化器官の中で食物がゆっくり留まらず、十分に栄養として分解・吸収される前に排泄されてしまうのです。体の仕組みが違うので、これは憧れても無理ですね。

今日は、そんな方のために「食べても太らない体づくり」についてコラムにまとめてみました。このコラムを参考に、「食べても太らない!」という喜びの声に変わっていただけたら幸いです。

「運動しましょう!」の所以

よく言われる「運動」をすれば、食べても太らない!? とはいえ…なかなか運動って続かないんですよね。

確かに、筋肉は放っておけば確実に一年一年弱くなってしまいますので、筋トレをして筋肉をつけ、基礎的な消費エネルギーを上げるのが一番健康的な方法。だとは思います。…わかってはいるんです。

では、この「運動」。なぜ「運動しましょう!」と口を揃えて言われるのでしょうか。それは、運動が「筋肉」に働きかけるだけではなく、「成長ホルモン」の分泌にも大きく関係しているからなのです。

「成長ホルモン」と聞くと身長を連想されるかもしれませんが、「成長ホルモン」に刺激され分泌される「IGF-1(インスリン様成長因子)」に注目してみると、ただ背を高くしてくれるだけではなく、こんな作用があるのだそうです。

  • ☆コラーゲン繊維形成
  • ☆免疫システムへの刺激
  • ☆骨の強化
  • ☆やる気・集中力の増加
  • ☆疲労感の解消
  • ☆糖新生の促進
  • そして…☆脂肪分解の促進!!!!

なんだか、“生き生き”“キラキラ”させてくれそうなこの「成長ホルモン」。
…やっぱり「運動」しますか!(笑)

「成長ホルモン」を増やしたい! でも、どんな「運動」を?

「成長ホルモン」が分泌されるきっかけの一つに「乳酸」が挙げられます。
「成長ホルモン」を増やしたい! でも、どんな「運動」を?筋力トレーニングや加圧トレーニングなどのいわゆる「無酸素運動」と呼ばれる運動は、「成長ホルモン」の分泌に必要な「乳酸」を多く発生させます。

一方、「有酸素運動」は「乳酸」の生成は前者より少ないものの、ある研究センターによると、週5日、1回30分、比較的穏やかなエアロバイクの運動を3ヶ月行ったところ「一酸化窒素」の量が大幅に増加したという発表がされています。「一酸化窒素」には、血管を拡張させ血流を良くするだけでなく、「成長ホルモン」の分泌を促進する働きもあります。
「有酸素運動」でも、「成長ホルモン」が増加されるつまり、定期的な軽い負荷の「有酸素運動」でも、「成長ホルモン」が増加される効果があるということです。

ということで、筋トレのような負荷のある運動を短時間行なっても良し。ウォーキングやジョギングのような軽い運動を継続的に行なっても良し。なので、「自分に合う運動を続けていくこと」がポイントだと言えます。
それでも「運動はちょっと…」という方に朗報。実はまだあるんです。「成長ホルモン」の分泌を促進させる方法が♪

「睡眠」「空腹」「食事」でも成長ホルモンが増える!?

ひとつは「睡眠」

「質の良い睡眠をとりましょう」という言葉、何度も耳にされていると思います。

日中受けた心身のストレスをケアしてから寝ればいいのですが、まずはできるだけ規則正しいリズムで睡眠をとること(特に起床時間は一定させること)を心がけていきましょう。
最近ではショートスリーパーも注目されていますが、22~2時(睡眠のゴールデンタイムと言われています)の時間帯に睡眠をとることで「成長ホルモン」の分泌を促進させるのだそうです。

次に「空腹」

「空腹」になると、脳が低血糖を解消しようと肝臓でのグルコース生産を開始するため、「成長ホルモン」を大量に分泌します。つまり、空腹時には「成長ホルモン」が通常時よりも多く分泌されるようになるので、意図的に「空腹」を感じてから食事をとることもおすすめされています。

そして、お待たせしました!「食事」について

食事の量を減らす? …いえいえ、そんなことはしません!
「睡眠」「空腹」「食事」でも成長ホルモンが増える!?「成長ホルモン」はタンパク質から生産されます。タンパク質を多く摂ることで成長ホルモンの分泌が促進されるということはないものの、成長ホルモンの生成にタンパク質は必須です。菜食主義や偏食による栄養の偏りは、「成長ホルモン」の生成に必要なタンパク質の不足を招くこともあるのです。

毎食タンパク質を摂ることで、すぐに効果は現れないものの、3ヶ月間位続けていくと、筋肉によって体が引き締まっていきます。(体重にさほど変化は出ませんが筋肉量が増えて脂肪が減ります)

「植物性のタンパク質や鶏のささみの方が低カロリーだし良いのかな」と思うところですが、5000人以上の食事指導を行ってきた管理栄養士さんが「赤みの強いお肉」を薦めています。なぜなら、脂肪燃焼作用があるLカルニチンが豊富に含まれているからです。

鶏肉よりも豚肉、豚肉よりも牛肉、牛肉よりも羊肉。これを手のひら2枚分の量で一日の食事のうちに分けて摂ると良いそうです。

また、αリノレン酸を多く含む「エゴマ油」「亜麻仁油」「インカインチオイル」などを1日小さじ1杯程度摂ること。お味噌汁を1日2杯程度取ること。なども広く薦められています。

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冒頭にもありますが、食べることが大好きな私としては、ご飯を主食としてこれらの「お肉」「良質な油」「お味噌汁」をしっかり食べて、「食べても太らない体」をつくっていけそうです。

皆さまはどんな方法で「食べても太らない体づくり」をしていけそうですか? ぜひ今回のコラムを参考に、実践してみてください♪

また、「カイロプラクティック」も、骨格の歪みを矯正することで代謝機能や血流の促進にも作用していきますので、当院の施術もうまくお役立ていただきつつ、一緒に「食べても太らない体づくり」をしていきましょう!

「食べても太らない体づくり」「ダイエット」「脂肪燃焼」のことなら、大泉学園北口カイロプラクティック整体院へ